野草食研究部『カラスノエンドウ(ピーピー豆)』

ピーピー豆だ!

いたるところで見かけるピーピー豆の花

正式な和名はカラスノエンドウ。

便利な時代ゆえ、

子供の頃に遊んだ豆笛を

いま一度懐かしみたいと思えば

YouTubeを検索すれば即解決だ。

コツをつかめば

ピーピー(プープー?)と

軽快に響きわたる。

しかし

岡本信人先生に感化された私の魂は、

カラスノエンドウは遊び道具ではなく、

今や食用としてそれを欲している。

まな板に盛れば、途端に立派な野菜だ!

ところで

カラスノエンドウはアブラムシとの

相性が非常に良い。

私が先か、アブラムシが先か。

3月上旬の時点では、彼らの姿はまだ

それほど目立たないのでこちらに分がある。

ともに食すお嫁さんのことも考え、

一応つぶさに虫たちの存在を確認しながら

新芽あたりの部分を摘むのだが、

考えようで虫たちはタンパク源ともなる。

私自身、まだ野性味あふれる昆虫食の

生活に足を踏み入れてはいないが、

今後、地球全体の食料問題を考えて

昆虫食には大いに賛同する派である。

昆虫食といっても、その姿のままを

食すわけではなく、昆虫を原材料とした

加工品として、どんどん広まっていけば

良いと思っている。

そういえば、無印良品でコオロギを

材料にしたお菓子が販売されている。

無印良品 コオロギせんべい

話を戻して、

昆虫食という言葉にまだ馴染めない

お嫁さんのため、虫には注意して

ひとまずこれくらい摘んでおいた。

二人分のご飯の一品に十分だ。

昨年はおひたしにして食べたように

思うが、今回はクックパッドの

こちらのレシピを参考にさせてもらって

高野豆腐とたっぷり野菜の玉子炒め♬ by つちかなさん

緑色をカラスノエンドウで飾ることにした。

残念ながら、”映え”ない仕上がりではあるが・・・

カラスノエンドウの葉裏には微細な毛が

あるが、葉のサイズが小さいため

特に食感を邪魔することもない。

それほど筋っぽさもクセもないため、

ある程度小さめ(2~3センチ)に刻めば

とても素直な感じで使える野草だ。

ただし、花以外の部分にも蜜腺をもつ

植物のため、花が咲いていなくとも

蜜を求めてアリなどがやってくる。

採集時には注意を払うのが賢明だ。