咀嚼(そしゃく)習慣のススメ
よく噛んで食べる。
今更だが、とても意識して
この習慣を取り入れている。
咀嚼を意識して食事していると、
よく噛まずに食べることを心地悪く
感じるようにさえなってくる。
それは単に、
よく噛むクセがついたから、
という理由だけではない。
この習慣を取り入れてから
身体の調子が良くなったから
なのだ。
はっきり言ってしまうと、
便の調子がとても良くなった。
おそらく、
効率よく消化・吸収が進んでいるから
ということなのだろう。
病気の時にはたいがい
「消化の良いものを食べなさい」
と言われる。
よく噛んでいて、ふと思った。
自分の咀嚼次第で
消化の良いものは
いくらでも作れるなぁ、と。
※よほど脂っこいものや、
消化しにくそうなもの以外は。
その後、改めて
この咀嚼習慣について調べてみると、
この『よく噛む』ことには
驚くほどに良いことがあることが
分かった。
6つほど簡単に列挙してみよう。
👉 消化を助け、胃に負担をかけない
👉 代謝が良くなり、元気な身体になる
私たちの体内にある酵素(体内酵素)は、
状況に応じて消化酵素と代謝酵素とに
その働き方を分ける。
消化は、栄養を吸収するまでの活動。
代謝は、栄養を活動エネルギーにする活動。
私たちが欲しいのは、身体中の細胞が
活性化するための ”代謝” である。
消化に力を使っていては、
代謝の方がおろそかになってしまう。
咀嚼で食べ物を消化しやすい形にすることで、
体内酵素を消化よりも代謝の方へと多く充てる
ことができるのだ。
👉 幸せホルモン=セロトニンを増やす
セロトニンは、太陽の光を浴びたり、
リズム運動などで増やすことができる。
咀嚼によるリズム運動は、
最も手軽にできるもの。
なお、セロトニンの不足は
不安感・悲壮感・集中力低下などを
引き起こすという。
そういった状態に陥りやすい時、
気持ちの問題だとばかり考えずに、
生活習慣による身体の中の作用にも
目を向けたい。
👉 口内を健康に保つ。
咀嚼は唾液の分泌を促す。
唾液には、口内の細菌を洗い流したり、
歯の再石灰化を促すなどの働きがあり、
歯周病や虫歯の発生を抑える。
👉 フェイスラインを引き締める
口のまわりの筋肉を使うので、
表情が豊かになったり、スッキリした
顔立ちになりやすいという。
👉 食べ過ぎの防止になる
よく噛んで時間をかけて食べることで
血糖値の上昇を自然と待つことになり、
結果、満腹感を覚えるため、必要以上に
食べてしまうことを控えられる。
と、ネットで調べると、
このくらいの情報が
容易く目に入ってくる。
興味ある方はぜひ
ご自身でも調べてみてほしい。
時折、自分の咀嚼回数を数えて
みたりするのだが、でんぼくは
白米を食べるにも30〜50回ほど
咀嚼をしている。
だから、特に時間制限のない
晩ご飯時などは、食事に集中していても、
食べ終えるのに1時間近くかかっている。
まぁ、もともと
お嫁さんが作ってくれた料理を
短時間で食べ終えてしまうのは
もったいないと思っているので、
ゆっくりと食事時間を楽しむにも
ちょうどいいのだ。
昔、大学の助教授に
「15分未満で食べるのはエサだ
15分以上かけて食べるのがご飯だ」
と言われたことがある。
面白いことを言うなぁ(笑)
食事は日常において必ずとる行為だ。
常にある行為だからこそ、
心にも身体にも良いとり方をして
元気な自分へと繋げたい。
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