筆写 ~ 邵雍『清夜の吟』より

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漢詩原文ではなく、書き下し文の筆写を。

句読点としては、

風 水面に来る時 ”。” ← 〇(マル)

が適切のようだ。

というか、書き間違えた(笑)

『少』の字は

も少しほっそりと、縦方向に

伸びやかな形がよかったなぁ。

[ 詩の大意 ] 

月が天の中心に上がったところ、

折から一陣の清風が水面を吹き渡るとき。

天地が一様の碧色、

水月は相映りて爽やかに清くして、

しかし、この景色の境地がわかる人は

滅多になかろう。

※ 二玄社 石澤康仲 編

  『四体条幅手本』より写す

筆写文章

月 天心(てんしん)に到る処(ところ)、

風 水面に来(きた)る時。

一般清意(いっぱんせいい)の味わい、

料(はか)り得たり

人の知ること少(まれ)なるを。

※ 処 = 處

 宋 / 邵雍(しょうよう)

 『清夜(せいや)の吟(うた)』より