筆写 ~ 三木清『語られざる哲学』より

硬筆筆写 三木清『語られざる哲学』より
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「不安と焦躁とは傲慢な心のことであり、

 静けさと安けさとは謙虚な心のことで

 ある。」

と、続きます。

誰しも、生まれた時や幼き頃は、

不安や焦燥などとは縁のない心で

日々を過ごしているのだろうなと

思うのですけれどね。

人間はどうしてこうなっちゃうの

でしょうね・・・(笑)

今この時間、お嫁さんがテレビ番組

街角ピアノスペシャルを見ていて、

ピアニストのハラミちゃんが

ブラジルでサンバを楽しんでいます。

ブラジルの人々って、日本の人々の

雰囲気と違い過ぎて、とても今回の

筆写文章を語るような民族には

思えない(笑)

なんかいいなぁ・・・

筆写文章

体験の貧しさと思索の弱さとを

しみじみと感ずることは

私たちを決して不安と焦躁とに

駆りはしないで、かえって

静けさと安けさとに導く。

  三木清『語られざる哲学』より