筆写 ~ 樋口一葉『曉月夜』より

硬筆筆写 樋口一葉『暁月夜』より
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柱とは琴の弦を張るために

琴の表面に立てる駒のことで、

玉音は美しく響く音色。

その音色に鶯も鳴くことを

やめてしまうという情景で、

この物語のヒロイン?のお姿が

描かれた一部です。

今日はこれから

梅林を観に行ってまいります。

ちなみにこの『曉月夜あけづきよ』の冒頭には

さくらの花に梅がとめて

 やなぎの枝にさく姿・・・」

いやはや、なんとも 。

筆写文章

ことのほまれは久方ひさかたの空にも響きて、

月の前にちゅうを直すとき雲晴れて

影そでに落ち、花に向つて玉音ぎょくいん

もてあそべばうぐいすねをとどめてふしをや

まなびけん

  樋口一葉『曉月夜あけづきよ』より