筆写 ~ 新美南吉『良寛物語 手毬と鉢の子』より

筆写した文章は、本作品において
良寛禅師の心の声として発せられて
いるものです。
私も同じタイプだなぁ・・・と。
いや、共感したからこそ、
この文章を選んだのでしょうけれど(笑)
20代、一人暮らしをしていた頃、
家でずっとラジオを流していたのを
思い出します。
ラジオ番組は生放送が主なので、
DJさんと時間を共有している感覚が
一人のもの寂しさを紛らわせて
くれていました。
お嫁さんが傍に居てくれる今は
そんな私にとって
とてもとてもありがたいものです。
だからこそ、お嫁さんや
お嫁さんにとって大切な方々には、
いつもできるだけ優しくありたいと
心から思います。
筆写文章
年をとつたのか、わしはまた寂しさが
我慢出来なくなつて来た。
結局、わしは、一人ぼつちではゐられない
弱い人間なのだ。
新美南吉『良寛物語 手毬と鉢の子』より







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