” シンプルに ” 続ける

生まれもっての性格なのだろうか。

理屈(理論)で納得しなければ

その物事が腑に落ちない。

腑に落ちなければ行動に移せない。

いつからか知らないけれど

ずっとそんなふうに生きてきている。

別に両親がそんなタイプでもないし、

そんな環境下で学びを積んだわけでもない。

私が学生時代に理系を専攻していた

こともあって、お嫁さんは単に

「だって、理系脳だから」という(笑)

しかし、この1~2年ほどの書写の

稽古を通して、改めて強く感じている。

あれこれと複雑に考えたり、

自分を納得させる努力をしなくとも、

ただシンプルにそれを行い続ければ

そのうち自然と見えてくるものがある。

私が苦手としてきた、

『 あれこれ考えずにシンプルに続ける 』

これには

ものすごい力があるのではないかと、

今更ながら本当に強く感じている。

ただし、

そこに「いつ頃までには!」という

時間的概念や焦燥感があっては、

見えるものも見えてこない。

ということも、長らくの経験でよく分かった。