筆写 ~ 土井晩翠『雲の歌』より

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京都の夏は暑い・・・

しかし、この暑いという感覚は、

子供の頃には決して不快感では

なかったのです。

歳をとるにつれて、

暑さで汗をかくということに

不都合を覚えるようになってきて、

そこから暑さというものに

不快感が生じてきたように思います。

しかし最近はまた

その感覚を無くすようにして、

34.5℃まで上昇した室内で

(風は十分に通っています)

汗をかきながらでも

気にせず書写に没頭できます(笑)

(水分は十分に摂ります)

※ もともと暑さに強い体質では

  あるようです。

※ エアコンがないわけではありません。

上述の暑さ問題もそうですが、

都合、不都合で物事を捉えないように

すると、色々な場面で心が軽くなって

くることを実感できます。

逆もしかりで、心を軽やかにすると、

都合、不都合という感覚が薄れやすく

なってきます。

そして、そのために

『余計な力をとことん抜く』

ということが、今の私の中で

根幹となっている考え方で、

具体的な稽古方法でもあります。

まだまだ余計な力が入ってばかりの

私ですが。

筆写文章

萬里の鵬の行末も

馳(か)けり窮(きわ)めむ路遠み

無限のあらしわが翼

空の大うみわが旅路。

  土井晩翠『雲の歌』より