筆写 ~ 北村透谷『万物の声と詩人』より

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『寧静たる』 → (正)『寧静なる』

前半に「たる」「たり」が続いて、

その流れで間違ってしまいました・・・

『四囲を襲い来る風浪』を

ごく自然なものとして捉えなおし、

ゆえにいつでも寧静で居る。

そんな自分でありたい。

稽古はずっと続きます・・・

筆写文章

自然は広漠たる大海にして、

人生は廷々(ていてい)たる

浮島に似たり。

風浪(ふうろう)常時に

四囲(しい)を襲ひ来りて、

寧静(ねいせい)なる事は

甚(はなは)だ稀(まれ)なり。

  北村透谷『万物の声と詩人』より