夏雲と雫

先週末、

勤め先の同僚の一人が

転職という形で

新しい場へと旅立ちました。

職場の皆に愛されていた彼女だけに

こちら側の喪失感は大きいのですが(笑)、

逆に彼女を愛していた皆ゆえに、

彼女にとってのその先の幸せを

心から願ったと思います。

お互いにとって心地よい環境であっても、

人それぞれ、その時々において、

やはり条件や優先すべき事柄により

その環境を変えざるを得ないというのは

仕方のないことです。

とはいえ、現状は同じ京都の中にいる

わけですし、お互い元気に過ごしていく

であろう日々を想像すると、寂しさも

薄れるものです。

(あ、LINEを交換したからか(笑))

ところで週のはじめ頃、

「お返し(返礼品)とかは受けへんで」と

念を押して、それまでの感謝の意も込めた

お餞別を渡したのですが、

心優しい彼女はアタマをひねって(笑)、

自身の得意とする絵画を作品にして、

お別れの日、私にプレゼントして

くださったのです (^^)

狭い部屋ですが、飾らせてもらってます (^^)

本当に限られた短い時間の中で

彼女の持つセンスを出してくれた

のだろうと思います。

イメージは、私とお嫁さん、とのこと。

若さはサービス精神でしょう(笑)

嬉しかったのはもちろんのこと、

私とお嫁さん二人にとって

とてもお気に入りの一枚となりました。

特に感銘を受けたのは、雫がつくる波紋。

以前に「夏の雲ってきれいやなぁ」と

その彼女と話し合ったことがあって、

「しかし、あの入道雲の真下は

 ちょっと大変なことになってるで」

とも言い合ったのを思い出したそうです。

動きのある絵を描くのが好きな彼女は、

その夏色の雨のしずくと波紋を

風景に重ねて描いてくれたようです。

私のアタマでは、異なる風光を

重ねて描くなんて発想はできないので、

美術系のアタマには感服するばかりです。

アンタの書も美術のうちではないの!?

と言われそうですが、私の書は

理系アタマで育ててきたものなので(笑)

素敵なおくりもの、

本当にありがとうございます!

そしてこれからも

どうぞよろしくです!!