筆写 ~ 原民喜『雲』より

原民喜『雲』をペン字で
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空を見上げよう

雲の流れを感じよう

おおきなものの懐に抱かれて

ちいさな心をゆだねてみよう

今日のでんぼくは詩人です、はい。

筆写文章

何時(いつ)からともなく

雲を眺める習慣が止んだ。

私の頭上に青空があること

さへ忘れ、はしたない歳月

を迷つた。

  原民喜『雲』より