筆写 ~ 吉川英治『柳生月影抄』より

吉川英治『柳生月影抄』をペン字で
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この短いなかで

3回も『恋』が出てくる

恋多き文章です(笑)

そう、恋は恋です。

何をせなあかんから言うて、

恋を抑える必要はおまへん。

自然に生きるのがよろしおす。

筆写文章

そうだ。何も、そう自分の恋を、

自分で虐(いじ)めつけるには

当たらない。修行は修行で

いそしみ、道徳は道徳として当り、

恋は恋…。

  吉川英治『柳生月影抄』より