筆写 ~ 水野仙子『夜の浪』より

硬筆筆写 水野仙子『夜の浪』より
この画像をクリックするとPDFファイルとして拡大表示します

果もなく續(続)く濤(波)の音。

そんなあまりに大きく永遠なものに

触れた時、身も心も全てをゆだねて

みた時、ご自身の中にどのような

世界観が垣間見えそうですか?

命の息づかいは・・・

時間や空間の広がりは・・・

日常生活における諸々の考え事から

少し距離を置いて自分を眺めてみる

のも悪くないかもしれません。

筆写文章

はてもなくつづなみの音は、

幾千年の昔から幾らの年の

未來みらいに渡つてそのひびき

つたへるのであらう

  水野仙子『夜の浪』より