筆写 ~ 王維『竹里館』より

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ここ最近、

冒頭の文字が飛び出してるな(笑)

しかも字間が・・・。

何を以って良しとするか。

厳密にルールを定めて自己採点するわけ

でもなく、人様の評価を仰ぐわけでもない。

『感覚』 というのが最も適切だろう。

そして、その『感覚』に頼ることは

むしろ良いことだと思っている。

かつ、その『感覚』の中には、

他人の目に対する意識というものが

極力入らない、というのが私の理想。

そして、それはなかなか容易ではない。

それゆえに、『道』なのだ。

[ 詩の大意 ] 

奥深い竹林の中にひとり座り、

琴を弾(ひ)いては、また詩歌を吟ずる。

里を離れた深い林の中、

誰も私を知る者はないが、

明月だけは私を訪れて

明るく照らしてくれる。

※ 二玄社 石澤康仲 編

  『四体条幅手本』参照

筆写文章

獨(ひと)り坐す幽篁(ゆうこう)の裏(うち)

琴を弾(だん)じて

復(ま)た長嘯(ちょうしょう)す

深林(しんりん) 人知らず

明月来(きた)りて相照らす

  唐 / 王維『竹里館』