筆写 ~ 杜甫『飲中八仙歌』より

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筆写の冒頭部分では、

張旭は酒を三杯飲んで筆を揮(ふる)えば

草書の名人としてその名が伝わった、とある。

楷書の聖人、欧陽詢も

酒と共にあの境地へ至ったのだろうか・・・?

新年明けましておめでとうございます

皆さまに於かれましては

この2022年もまた

健やかな一年となりますよう

お祈り申し上げます

そしてわたしは今年も引き続き

『 丁寧の道 』 に

さらなる精進をして参ります。

書写に限らず、

己の為すことに

丁寧な心掛けを以って

一日一日を積み重ねる。

世の中の色々なことに触れるたび

心は反応し揺さぶられがちですが、

己のその状態を顧みることから

『 丁寧の道 』は始まる。

【 丁寧を以って是(ぜ)とす 】

ぜひ共に歩みましょう。

筆写文章

張旭三杯草聖傳

 張旭は三杯 草聖傳(伝)う

脱帽露頂王公前

 帽を脱し頂を露(あらわ)す王公の前

 ※頂:頭のこと

揮毫落紙如雲煙

 毫(ふで)を揮い紙に落とせば雲煙の如し

杜甫『飲中八仙歌』より