筆写 ~ 北原白秋 『落葉行』(一)~

北原白秋『落葉行』硬筆書写
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鵯(ひよどり)は、語呂を考えると

ここではヒヨと読めばいいのかな?

小さなころから動植物系の自然を

見聞きしたり触れたりするは好き

でしたが、年齢を重ねてきたせいか、

その感覚がより色濃くなってきた気が

しています。

彼らは穏やかです。

弱肉強食、生き残り戦略などと

私たちは様々な表現をもって彼らを

ドラマティックに眺めたりしますが、

そういったことを考えることもなく

受け入れているであろう彼らの姿が、

ただただその日その日を生きている

シンプルな姿、自然な姿が、

私の目にはとても穏やかに映ります。

筆写文章

ひとりゆくこの山岨やまそばは、

落葉のみ溜り湿れり。

落葉踏み踏みつつ行けば、

いづく飛び鵯高音うつ。

  北原白秋『落葉行』より