筆写 ~ 高浜虚子『落葉降る下にて』より

硬筆筆写 高浜虚子『落葉降る下にて』より
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友人いわく

このブログ更新をもって

私の生存確認を行っていると。(笑)

はい、生きてます。

お嫁さんの体調不良や

私の休日出勤が続いたりで、

しばらく書写がお休みでした。

今日筆写した文章は

悲しみやものの哀れを伝えるものでは

なく、人の感性などを離れたところの、

ただただありのままを捉えられたもの

です。「其処に善も無ければ悪も無い」

と続きます。

このブログも、私自身も同じ。

お盆を過ぎたら蝉たちの声が

いつしか静やかになるように、

私もひっそりとそうなるだけ。

今はまだ細々と鳴いてますけどね。

筆写文章

山川が静かにありのまま

其のてのひらの上に載せて居れば

時はただ静かに其れ等のものゝ

亡び行く姿を見せるのみで

ある。

  高浜虚子『落葉降る下にて』より