筆写 ~ 与謝野晶子『舞姫』より 其の二

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『藻』の字の草かんむりが

少し大きく重くなってしまった。

前回投稿のものとは違い、

最後まで比較的心地よく

書き進めることができた一枚につき、

少し満足。

私の好きな狩田巻山先生の

ペン字教本だが、最近は

その模写を止めて、

ただただ眺めている。

ただ眺めるという行為により、

模写では得られない情報が

入ってくることに気が付いた。

筆写文章

月の夜の

廊(ろう)に船くる海の家

すだれにかけぬ花藻のふさを

  与謝野晶子 『舞姫』より